みなさんは普段、鼻呼吸していますか?それともお口で呼吸していますか?
口呼吸はいろんな害があると言われていますが、どうして口呼吸は良くないのでしょうか?
口呼吸を治すのにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は口呼吸について解説していきます。
口呼吸をするとどんな害があるのでしょうか?
【風邪をひきやすくなる】
鼻呼吸の場合、鼻毛や鼻の粘膜がフィルターの役目をして、ウィルスが体の中に入るのを防ぐ役割を果たしてくれます。
しかし口呼吸をしているとウィルスが体の中に入りやすくなるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
【お口のトラブルを抱えやすい】
口呼吸をするとお口の中は乾燥します。
お口の中が乾燥すると口腔内細菌が繁殖しやすくなるため、むし歯や歯周病になりやすくなります。
さらに口臭も強くなります。
【肺に負担がかかる】
鼻呼吸をすると外気は鼻の穴の湿度によって少し温められてから肺に送り込まれます。
しかし口呼吸では冷たい外気がそのまま肺へと運ばれるため、肺への負担が大きくなります。
【睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性が高くなる】
口呼吸をしたまま寝ると、当然口は開いた状態になります。
そうすると舌が後ろの方に流れ込む形になるため、喉が塞がれて無呼吸症候群になりやすくなります。
【歯並びが悪くなる】
口呼吸をしていると舌を引っ込める筋肉の力が弱くなり、気づかないうちに舌が前歯を押してしまいます。
歯並びが悪くなる原因になりますし、筋肉が常に緩んだ状態になるため、顔の発達にも影響を与えます。
口呼吸を治すために、以下のことを試してみましょう。
【意識的に鼻呼吸する】
今までのクセで口呼吸になっている方は、意識的に鼻呼吸するように心がけましょう。
普段パソコンを使って仕事をしているなら、ポストイットに『鼻呼吸!』と書いたメモを目につくところに貼っておくことも出来ます。
常に鼻呼吸を意識するようにしましょう。
【耳鼻咽喉科に行く】
鼻呼吸できない原因が副鼻腔炎や鼻炎などの鼻の病気にある場合、専門医に見てもらいましょう。
治療することで鼻の通りが良くなり鼻呼吸できるようになるかもしれません。
【枕の高さを変える】
枕の高さが合わないと、気道が狭くなって口呼吸になりやすいです。
自分にあったものを選びましょう。
【口の周りの筋肉を鍛える】
筋肉が弱いと、口呼吸になりやすいです。
『あ』『い』『う』『べ』と大きな口で発音してみましょう。
1回10セット、これを1日3回目安に行ってください。
一度ついてしまったクセを治すのは大変ですが、意識的に気を付けることで口呼吸を治すことができます。
あきらめずに続けていきましょう。
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