親知らずなどを抜いたあと、歯科医師からいくつかの注意点が告げられます。
これを守らないと、ドライソケットを招きやすいからです。
ドライソケットとは何でしょうか?
ドライソケットにならないためにどのようなことを注意する必要があるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
抜歯した部分に血液がたまりますが、それが凝固してモチ状になります。
これを血餅と呼びます。
この血餅がかさぶたのような役割を果たして傷口を守り、徐々に治っていきます。
しかし何らかの原因でこの血餅が流れてしまうと、歯槽骨と呼ばれる骨が露出します。
ここが細菌感染を起こすと、激しい痛みを感じます。
これがドライソケットです。
ドライソケットになると痛みが伴うだけでなく、治りも遅くなります。
ドライソケットの症状には以下のものがあります。
・抜歯した当日や翌日よりも、3日後くらいから痛みが増す
・何もしていなくてもズキズキ激痛がある
・抜歯してから1週間経過しているのに、まだ痛みが続く
このような症状がある場合、ドライソケットになっている可能性が高いです。
ドライソケットは鋭い痛みを伴うため、まずは痛み止めを飲みましょう。
抜歯したときは基本的に痛み止めも処方されますので、そちらを服用してください。
ない場合は市販のものでも構いません。
そして早めに抜歯してもらった歯科医院に行きましょう。
傷口を確認してもらい、消毒をするなどの適切な処置を受けましょう。
しかしドライソケットになってしまった場合は、1ヶ月ほど痛みが続く可能性があります。
気をつけてほしいことが3つあります。
【1】強くうがいをしないこと
特に下の親知らずなどを抜いた場合、血液が唾液と混じってお口の中が血の味がすると思います。
そうすると気持ちが悪いので何度もうがいしたくなるかもしれません。
しかしブクブクうがいをすると血餅も一緒に流れてしまうかもしれません。
血餅が流れたらドライソケットが起きる可能性が高いです。
多少血の味がするのは普通なので、あまり気にしないようにしましょう。
【2】舌や指で触らないようにしましょう
傷口が気になって、触ってしまうと血餅が流れたり、細菌に感染する恐れがあります。
触らないようにしてください。
【3】タバコや飲酒を控える
タバコを吸ったり飲酒をすると、血餅ができにくく、また流れやすくなります。
抜歯当日は控えてください。
以上の点を守り、ドライソケットを予防していきましょう。
新大阪ひかり歯科クリニックでは口腔外科専門医が在籍しています。
他院で断られた難症例の抜歯の対応も可能です。
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