大人の矯正治療希望の方は、大半が歯並びの「見た目」が気になり来院されることが多く審美的意識が高いことが伺えます。
同時に、歯の色素沈着や重なった部分の着色などが気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、歯列矯正の中でもインビザラインのような歯列全体を覆う「マウスピース矯正」に関しては、歯列矯正を行いながら同時に歯のホワイトニングも可能なのです!
歯列全体にフィットする形で作製されるマウスピースを使う矯正法は、1日の大半マウスピースを付けた状態で生活することになります。
歯のホワイトニングをおこなうにあたっても、同じように個々の歯にフィットするマウスピースの作製が必要。
マウスピースの内側にホワイトニング剤を注入して歯に装着するため、矯正用のマウスピースを活かしてホワイトニングもおこなうことができるという訳なのです。
気をつけたいのが、インビザラインの場合、アタッチメントという歯の色をした突起物を装着します。
このアタッチメントがついた状態でホワイトニングすると、アタッチメントの周りから薬液が浸透していくことになります。
ある程度は白くなりますが、アタッチメントを外した際に若干周りと色の差がでてくる可能性はありますので、そのリスクは理解しておきましょう。
歯のホワイトニングには、歯科医院でおこなう「オフィスホワイトニング」と、自宅で自分でおこなう「ホームホワイトニング」があります。
どちらも矯正中にホワイトニングできますが、それぞれ方法が異なるため参考にしてください。
【オフィスホワイトニング】
使用する薬剤濃度が高濃度であるため、歯科医院で歯科医師・歯科衛生士など専門家がおこなうホワイトニングです。矯正中であってもインビザラインであれば取り外しが可能なため、施術前に取り外しておこなうことができます。
歯の表面に薬剤を塗布し特殊な光を照射することで、着色を分解して落としやすくしたり歯の表層構造を変化させることで、本来の歯の色よりも白くする効果があります。
インビザラインもホワイトニングも施術をおこなっている歯科医院であれば、来院のついでにホワイトニングすることもできるわけです。
【ホームホワイトニング】
オフィスホワイトニングと同じく、歯の表面の色素を落としやすくしたり、表面構造の変化で白くしたりする方法です。
自身で毎日マウスピースに専用の薬剤を注入し、設定された時間嵌めたままにしておくという手間は必要になります。
薬剤濃度が薄いため毎日継続しないと効果が出ません。
根気のいる作業ですがインビザライン矯正中であれば日常的に装置を装着しているため、そのうちの1~2時間薬剤を入れておく時間と考えればさほど違和感なくホワイトニング作業に取り組めて一石二鳥なのではないでしょうか。
インビザライン矯正中にホワイトニングを同時進行は可能です。
しかしインビザラインを受ける歯科医院で必ずホワイトニングもできるとは限りません。
同時におこないたいとお考えの方は、インビザライン矯正を開始する前に事前確認をお勧め致します。
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