
近年、「8020運動」が推進されているのを知っていますか?
「80歳まで20本の自分の歯」という運動ですが、歯科は「痛くなったら受診するもの」から「日々のメンテナンスとして受診するもの」に変化してきました。
しかし、それでも世はまさに大タイパ時代。(タイパ=タイムパフォーマンス)
受診は時間を取るから、と働き盛りの世代の方々の受診率は伸び悩んでいます。
今回は、そんな忙しい中での予防歯科のポイントについてお話ししたいと思います。
この記事は5分程度でお読みいただけます。
通勤のお供にぜひご覧ください。
「予防歯科」とは、言葉のとおり、歯にむし歯や歯周病などのトラブルが起きないように予防することを指します。
日々の歯磨きもそうですし、歯科医院での定期検診、食事への手心もそれにあたります。
社会で活躍する30〜50代のビジネスマンの多くは、仕事に全力を注ぎ、時間との戦いを続けています。
朝は早く、夜は遅い。食事もデスクで済ませがちで、コーヒーが手放せない。
そんな日々の中で、ついつい「歯の健康」は後回しにされがちです。
しかし、そんな忙しさにつけこんで、口の中の不調は、仕事の生産性を静かに削っているかもしれません。
痛みや違和感はもちろん、「噛みにくさ」「口臭」「睡眠の質の低下」など、歯や歯茎のトラブルは集中力・印象・体調に直結します。
例えば、むし歯や歯周病の痛みで眠りが浅くなると、翌日のパフォーマンスは確実に下がります。
さらに、会議や商談で相手と近距離で話す機会が多い方にとって、口臭のケアはビジネスマナーの一部とも言えます。
健康な口は、清潔感と自信を支える「見えない名刺」。
それを守ることは、単なる「美容」や「健康維持」ではなく、仕事の成果を高める自己投資です。
「とはいえ、歯のケアに時間なんて取れない」と思う方もいらっしゃると思います。
そこで本日は、今日から実践できる「時短×効果的」な予防歯科ポイントを3つご紹介します。
必ず1日3回磨かなければならない、ということはありません。
寧ろ、忙しいからと3回とも雑な磨き方になってしまうと、汚れを取り損ねたり、歯茎を傷めたりします。
ポイントは、夜の1回を、しっかり時間をかけて磨くこと。
朝や昼はざっとでも構いません。
ただし、就寝前だけは5分、鏡を見ながら丁寧に磨いてください。
なぜ就寝前の歯磨きは念入りにするのかというと、これは唾液の分泌量が理由です。
寝ている間は唾液の分泌が減り、口内細菌が最も増える時間帯。
ここをしっかり歯磨きしておけば、口内細菌の繁殖を抑えることができ、むし歯・歯周病のリスクはぐっと下がります。
また、忙しい人におすすめなのが「電動歯ブラシ」や「ワンタフトブラシ」の併用。
特に奥歯の内側や歯間部は、普通の歯ブラシでは届きにくいため、これらを併用すると短時間でも精度の高いブラッシングが可能になります。
外回りや会議でお昼休みに歯磨きの時間が取れない日もあると思います。
そんなときは、携帯用マウスウォッシュやデンタルリンスを使いましょう。
ランチ後に一口ゆすぐだけでも、口内の細菌繁殖を抑え、むし歯リスクを大幅に減らすことができます。
最近では「アルコールフリーで刺激が少ない」「虫歯菌や歯周病菌を抑制する」タイプも多数登場しており、コーヒーやタバコの後の口臭ケアにも効果的です。
時間が無くて歯磨きできない時の保険として、デスクに1本置いておくのがおすすめです。
意外に見落とされがちなのが「水分補給」。
口が乾くと細菌が増え、歯周病や口臭の原因になります。
水を飲む時、口の中に水分が行き渡らせるように飲む。
この一手間が、実は効果的なデンタルケアです。
特に、コーヒーやエナジードリンク、スポーツドリンクなどの酸性の飲み物を飲んだ後は要注意。
酸によって歯の表面のエナメル質が溶けやすくなるため、水で中和する習慣をつけるだけで歯の寿命が変わります。
そのため、水を飲むときには、舌から喉に直接流し込むのではなく、歯や頬などに水分を行き渡らせるように飲むのがおすすめです。
さて、日常でもできる予防歯科のポイントを紹介してまいりましたが、それでもプロの目は大切。
例えば、歯周病は初期段階では痛みがほとんど無く、自覚症状が出る頃にはすでに中〜重度まで進行しているケースが多い疾患です。
また、歯ブラシでは落としきれない歯垢やバイオフィルムと呼ばれる細菌の膜も存在します。
これらはどんなに丁寧に磨いても完全には除去できず、プロによるクリーニングが必要です。
これを放置すると、むし歯や歯周病の悪化につながります。
「症状が出てから歯医者に行く」となると、治療には頻繁な通院が必要になることがほとんど。
例えば、むし歯を1本治すのに、通院が3〜4回、トータルで何時間も掛かることも珍しくありません。
一方、3〜4ヶ月に1度の定期検診・クリーニングは、基本的には30分~1時間程度で終了します。
そのため、「問題が起きる前にメンテナンスする」方が、圧倒的にタイパが良いのです。
さらに、歯科検診によってむし歯などの疾患を早期発見できたなら、治療に痛みも費用も時間も少なくて済みます。
つまり、「定期的に歯科医院に行く人」ほど、トータルで時間もお金も節約しているのです。
最近では、歯科医院でも予約制やスピード対応が進んでおり、昼休みや仕事帰りに立ち寄れるケースも増えています。
「忙しいから行けない」ではなく、「忙しいからこそ行く」。
それが、できるビジネスマンの新常識です。
働き盛りの今こそ、健康の土台を整えるタイミングです。
歯は一度失うと再生しません。
食べる、話す、笑う——。
日常のあらゆる瞬間を支えるのが「歯」であり、それを守ることは人生の質そのものを守ることに他なりません。
毎日の小さな習慣と、数ヶ月に一度のプロのケア。
この2つを続けるだけで、10年後、20年後のあなたの笑顔は大きく変わります。
あなたの歯と、自分自身の未来に「いい投資」を始めてみませんか?
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